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2018年5月12日 (土)

“ワタシ ノ シルシ” ~by葛西佐紀

5月の連休明けから、私は新しいバイトを始めた。
銀鱈の西京焼きが飛び切り旨い、青い鳥公演でもお世話になるあの弁当屋、Kである。

仕事としては主に何種類かの副菜を折りに詰めていく単純作業、

お新香は左上、その下にサラダ、その対面には煮物、その横は玉子焼き、等々。
私はこの手の仕事は結構好きなので、何とかなりそうなのだが・・・

途方に暮れるのは、人の名前である。

「こちら今日から入った葛西さんです」
「こちらは田中さんに、中村さん、佐々木さんです」・・・と会う人、会う人紹介される。

葛西さんは一人だけど、向こうさんはウジャウジャなのだよ!!
「よろしくおねがいしま~~す!」と頭を下げて、次に頭を上げた時には
????アレッ????

「一度に覚えなくてもいいから、オイオイね」と言われても、

否応なく、ジワリジワリと不安と疑念が暗雲のごとく立ち込める。
本当に時間をかければ覚えられるのだろうか、と。


その元凶は制服にある。

まず、モジモジくんのような被り物に、髪の毛一本たりとも逃さず入れ込み、
その上から鎖骨まで隠れるヒラヒラ付きの帽子を眉毛まで被り、その上から上着を
首までピッチリ止め、エプロンをし、帽子の上からマスクをして完成。

露出しているのは目ん玉のみ、上半身白ずくめ。

背の高い低いは多少あっても、それは多少であって、日本人の平均身長を大きくはみ出さない、ときたもんだ。

山田さん、鈴木さん、佐藤さん・・・と言われても、何を手掛かりにすればいいのだと
私は頭を抱え込むことになるわけで・・・


「未知との遭遇」でUFOから現れる宇宙人は、“宇宙人”という特徴はあるが、
個々の特徴を持たない

――いや、彼らとしては何らかの差異があるのかもしれないが

彼らが目の前に20人いるいるとしよう。

こちらが宇宙人のサム、ダニエル、ビル、キャサリン、ジャック、ジェシカ、エバ・・・

彼らをシャッフルしてから
「葛西さん、分からないことがあったらダニエルに聞いて、彼が班長だから」

・・・・・・ダニエルっ・・・ダニエルって・・・どれがダニエルなのよぉぉぉ~~~

という状態だといったら分かってもらえるだろうか

特徴が無いということがこれほど恐ろしく、
これほど頭が混乱するとは思いも寄らず、の私なのである。


シミがあるだの、眉毛が薄いだの、八重歯があるだの、目が大きいの小さいの、
皺が多いの少ないの、肌が白いだの黒いだの・・・

良しも悪しも、その人をその人たらしめる一つ一つの特徴は、何はともあれ

“ワタシ ノ シルシ”として好いてあげないとなぁ~

と改めて思った次第の今日この頃なのだ。

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コメント

今日、偶然「◯ゅ◯散歩」を見ていたら
「K」が出てきました!
白い帽子に白い制服、マスク!
わぁ〜!ホントだ‼︎(*⁰▿⁰*)
あ、あの人かな? それともこっちの人⁈
…っと、1人で盛り上がっておりました!

私も人の名前を覚えるのが苦手・・・

中谷さん・・・中田翔じゃないよ中谷美紀・・・・ 
小桧山さん・・・桧山(北海道の群)の小さい人
久保田さん・・・・美味しくなさそうだが、銘酒久保田

覚え方のほうが複雑だと言われるが、そうでもしないと
覚えられないのが苗字

この方法でどうにか苗字は憶えれる

が、葛西さん! そんな皆同じ恰好されたら・・・ですね。

ワタシ ノ シルシ・・・・ 多分、私は濃い眉毛
濃い眉毛はコンプレックスだが。。。
なんとなく ワタシノシルシと思うと コンプレックスがチャーミングポイントになった
気がする!

言葉の魔法ですね。

銀鱈の西京漬けは魔法をかけなくても美味しいが
葛西さんがつめた思うと 尚一層美味しくなりそう。

人の名前を覚える時って、暗さを隠した元気なゲンチャンとか、早口のヨッチャンとか、ちょんまげのダイゴロウとか、特徴とともに覚えるものですもんね。
佐紀さんが大変な時にアレですけど、例えば私が犯罪者や逃亡者で、目だけしか見えないお弁当屋さんに紛れ込んだら、しばらくは見つからないかしら?

佐紀さん、頑張って下さい!

首が長かったり、二重アゴだったり、お腹が出ていたり、汗っかきだったり…
優しかったり、厳しかったり、甘えん坊だったり、いい加減だったり。
色々な人がいるから、面白いのですね、世の中って。
それが、自分にとってちょっと辛いことだったりしても、そう思うとなんとか乗り越えられるような気がします。

新しいお仕事仲間の方々を、眼だけで識別するのは、それはそれは大変な事とお察し申し上げます。
でもきっと、葛西先生の鋭い観察眼は
丁寧な仕事、熱心な仕事、素早い対応、的確な指示などを、すぐに見抜かれると思います。
いずれ間も無く、
ユニフォームの中の肉付きや骨組みまでお見通しだっ!
となること、間違いなしと確信致しております。

そうなんですね、読みながらハラハラドキドキしました、一緒に。
そしてそうなんですね。‘ワタシ ノ シルシ’!大事!

目だけしか見えないのは、なんともこりゃあ大変ですね。
きっとその職場では先生の神経が目に集中して、見分けられることを祈ります。

銀鱈西京焼きの美味しいお弁当屋さんでは、賄いでお弁当のおかずか食べられるんですか?


大阪は扇町で客席の暗がりに沈む私を射抜いた佐紀さんのまなこ眼まなこ。目とかいう漠たるものではない眼。
それが私にとっての佐紀さんの「ワタシ ノ シルシ」

Kのマカロニサラダは隣りの人のもその隣りの人のもそのまた隣りの人のも奪っていただきますしたいほどの絶品です。

さきさん、がんばれー❗。。。私の自慢のあなただから。。。1万人動員してもアルバイトはしなくちゃならなかった青い鳥。

いつもいつも生きるのに一生懸命なあなたです。

うんうん。そうだそうだ。クスッと笑いながら読ませていただきました。
゛ワタシ ノ シルシ ゛すてきなことばですね。
私も自分のこと、うんと好いてやろうと思います。(^-^)/

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