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2018年4月18日 (水)

「心の風に吹かれて」by 長井八美

「普通の人々」の気仙沼・岩泉での公演から一ヶ月が経った。

東京から、大阪から、全国から観に来ていただいたみなさま、ありがとうございました!!!

私は別の取材で今岩泉に来ている。

春だ。新緑にはまだ間があるが、桜が満開!山の枯木の間にときどき桜が咲いている様子はとても美しい。「桜だ!」と出張することもなく、「桜だ!」と人々が特別視することもなく普通に咲いている様子がいい。

そんな景色をバスから眺めながら岩泉に着いた。

懐かしい顔に会う。

「この間の演劇は本当によかったねえ。」その目は舞台の1シーンを思い出すように話してくれる。「演劇を観たのは生まれて初めてだったよ。感動したよ。」と。

ここでやってよかったなあと改めて思った。

92歳の坂本シゲさんは、お友達の私と同世代の吉塚としこさんと観に来てくれた。

「涙がとまらなかったよ。悲しかったのではなく、何故だかわからないけど涙がとまらなかった。そしたら、としこさんがシゲさん、泣きたいときは思いっきり泣けばいいんだよ。と言ってくれたから思い切り泣いたよ。」と。

シゲさんの人生は苦労の多い大変な人生だった。どれだけ涙をこらえてきたのだろうと、その言葉を聞いて思った。その涙が「普通の人々」を観てあふれてきたのだと思うと私も泣けてしまった。

岩泉の人たちの心に風が吹いたのを感じた。

私は、岩泉の人たちの心の風に気持ちよく吹かれた。

「くせになっちゃうね」と岩泉でこの公演のために動いてくださった小松ひとみさんが言って笑った。

ありがとうございました!何かに向かって手を合わせたい気持ちだ。

岩泉の町の中を流れる清水川(しずがわ)には鯉のぼりが気持ちよさそうに風に吹かれている。

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コメント

鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいますね。
人も心に風が吹くと鯉のぼりのように
気持ちよく歩いて行けるように思いました。

長井さんの、心に風が吹いたっていう言葉がカッコいいです。
わかるのは、頭で理解することだから、心は風が吹いたり、穴があいたりするんですね。
岩泉の方達に、普通の人々が届いて良かったですね。
バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ🙌

気持ちのいい風のおすそ分けをいただきました。

あのひと時を思い出します。

7年前の震災の後、ラジオのキャスターが毎日の辛いニュースを伝えながら
「それでも春はやって来る」
と、呟いたのが、今だに忘れられません。
花は、山の中に咲く桜は、ただ淡々と、自らの務めを果たしている…。

シゲさんは、その日その日の務めを果たしてこられたのですね。
初めて観た演劇に心を打たれた素直な感情が、読んでいる私に伝わってきました。
私も我慢しないで泣きました。
私は気仙沼で観ました。素晴らしかったです。
届いて、良かった。
心から、そう思いました。

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