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2018年3月

2018年3月27日 (火)

『ヤマトのスズキくん』by演出助手・渡辺

『普通の人々』公演へ出発する前日。
皆で衣装、小道具など20個程を宅急便で送るべく梱包した。
役者さんたちには先に帰ってもらい、芹川さん、高彩さん、近内さんで集荷のお兄さんを待っていた。

 
良い稽古ができ、思ったより早めに用意もでき、荷物を出したら一杯やろうと皆で笑顔満面。
が、事件は起きた!

ヤマトのお兄さんがやってきた。
沢山の荷物を見て「ふ~」とため息をついたのを芹川は見逃さなかった。
荷物の寸法を測りださしお兄さん。
やおら「これとこれは宅急便で運べないですよ」

青い鳥「!!!はぁ~~~?」
お兄さん「サイズが大きすぎます」
渡辺「これまでず~っと送ってたんですよ。大阪も茨城も鹿児島も」
お兄さん「でも、送れません」
渡辺「これまでのドライバーさんは送ってくれましたよ!」
お兄さん「無理です。ヤマト便でしか送れません」
渡辺「それ、明日着きます?」
お兄さん「保証できません」
青い鳥「!!!はぁ~~~!」
渡辺「舞台があるんですよ!明日着かないとダメなんですよ!」
お兄さん「そんなこと言われても…」

高彩「ワタシ、もうヤマトでは送らない!」
近内「SAGAWAに電話してみる!」
渡辺「コールセンターに電話する!」
芹川「来た瞬間にわかった。アヤツは振動数が低い!」
 

チラッと見た名札は「スズキ」だった。
 

先程までの和やかムードは吹っ飛び、一発触発険悪な空気充満。
その中でスズキくんは黙々と少し怯えながらシャンシャンの身長を測るがごとく荷物を測っていた。
そして「じゃあ、これ」と、送れる荷物の伝票を差し出しスズキくんは去って行った。

近内の機転のおかげでSAGAWAのお兄さんが来てくれることになった。
それでも納得がいかない渡辺は再度、コールセンターへ電話をする。
コールセンターのお姉さんが言った。
「担当営業所の所長から電話させますね」
スズキくんの上司だ。

SAGAWAくんと所長からの電話を待つ間、芹川が言った。

芹川「でもさ、さっきの荷物は送れないサイズなんでしょ。ということはこれまでのお兄さんが良い人というか、いい加減な人だったわけじゃない」
渡辺「そういうことですかね…」
芹川「だいたいアンタがちゃんとサイズを測っとけば問題なかったんじゃない」
渡辺「…そ、そうですね」
芹川「ちゃんと規則を守るスズキくんが悪者で、アバウトなお兄さんが良い人っておかしくないかい?」
渡辺「・・・まぁ、言われてみれば」

形勢は一気に逆転した。

電話が鳴った。
所長「いやぁ~どうもすみませんでした!」
渡辺「いや、まあね、これまで送れてたから…」
所長「そうだったんですね。すみません」
渡辺「まぁ、こちらもサイズを測っておけばよかったんですけど…」
所長「いや、ホントすみません!」
渡辺「こっちもいい加減だったわけで」
所長「すみません!」
渡辺「いや、こちらこそ…」

そしてSAGAWAのお兄さんがやってきた。
「あ~、これちょっとサイズオーバーしちゃってるけど、運んじゃいますよ!もう何十年この仕事やってっから、大丈夫!」

振動数の高い、人の良い、アバウトなSAGAWAくんは颯爽と荷物を運んで行った。

「スズキくんの荷物もSAGAWAくんの荷物もどうか無事に気仙沼に届きますように!」
手を合わせ祈った夜だった。

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2018年3月23日 (金)

『普通の人々』東北公演by演出助手・渡辺

物事には始まりと終わりがある。
出会いがあれば別れがあるように。

それは寂しいことだけれど、そうでなければその物事は輝かないと思う。

『普通の人々』気仙沼、岩泉公演が終わりました。
観劇していただいた方、応援に駆けつけてくださった方、見守ってくださった方、ありがとうございました。

今回も様々な出会いと繋がりと気持ちの交わりの中での公演でした。
生身の人間がその場で演じる舞台。
同じものは絶対に、ない。

回を重ねるごとに熟成され、発見があり、その場でしかないものが繰り広げられていく。
気仙沼での風、香り。てどの蔵での空間、質感。
そして人々の想い。
それら全てがまた『普通の人々』を創りあげました。
 

2015年、中野のHOPEで始まった『普通の人々』
いつかは終わりがやってくる。
その時まで、また新しい息吹を得ながら輝き生き続けるんだろう。

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2018年3月18日 (日)

「普通の人々」気仙沼公演の朝に by 長井八美

3月18日晴れ

とうとう気仙沼公演の朝が来た。

気仙沼公演を決めて半年、短い期間ではあったが本当にさまざまなことを感じさせてもらいながら準備を進めてきました。

気仙沼の文化芸術に真心を持って務めて来られた庄司幸男さんとの出会いがこの公演を導いてくれました。本当にありがとうございます。

復興応援なんておこがましいのではないかと、何度も何度も迷い、悩んだ公演でしたが、庄司さんに気仙沼で会うたびに勇気づけられて来ました。そして、一緒に何度も気仙沼に通ってくれた写真家であり、名ドライバーの前川健彦さんにも本当に感謝しています。

いよいよ本日午後2時はまなすホールで幕が開きます。

気仙沼市内から、遠方から足を運んでくださる方を心からお待ちしています。

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誠に申し訳ありませんが、画像が横になってしまいました。

庄司さんが書いてくださった三陸新報の記事

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気仙沼駅前

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気仙沼のゆるキャラ「ホヤぼーや」作業所の松峰園が作っている。一人一人違う顔がかわいい。

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2018年3月15日 (木)

子どもたちは疲れている~by芹川藍

先日、夜遅くの電車内、私はシルバーシートに座っていた。

目の前に、教材が重く入っていそうな大きなバッグを背負った小学生が立っていた。
横の手すり棒に全体重をかけて寄りかかっている。
今にも棒と抱き合って眠りそうだ。

「子どもは立ってればいい…」と思ったが、あまりにもフラフラしてる。
きっと、シルバーシートは座ってはダメよと言われて育った「よい子」
ひどく疲れてる子ども。

今、元気なのはギンギンのシルバー世代、そして観光に来ている外国人たち。

そういえばニュースで「睡眠傷害の子どもが増えている」と言っていた。
塾から帰り、やっとゲームがやれる、やっとスマホが出来る。
親は寝た後も夜中まで画面に向かっているんだろうな。

私の子どもの頃は大人に怒られながら大きくなった。
あまり勉学にも励まず、ひたすら遊んでいた。
野山を駆け回っていた。

「普通の子どもだった」

そして今、「普通に元気なシルバーの人々」になった我々は東北を目指す。

いよいよ劇団青い鳥ショートショートシアター『普通の人々』
気仙沼公演、岩泉公演が近づいてきた。
これで一都一府四県回ることになる。
元気なシルバーは全国制覇を目指します!
是非、ご覧ください。

【気仙沼公演】
3月18日(日) 14時開演 はまなすホール

【岩泉公演】
3月21日(水・祝) てどの蔵

お問合せ・チケットお申込み
青い鳥創業 TEL03-5738-7181 
mail:aoitori@aoitori.org
http://www.aoitori.org/

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2018年3月11日 (日)

いざいざ、いざぁ~~  by葛西佐紀

奇しくも、今日、7年後の3月11日

演出家と演出助手と役者3人は

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この大荷物を抱えて、固定稽古場に入った・・・そして

芹川は、現場監督というもう一つの才能をいかんなく発揮し・・・(いつものように)
渡辺は、鼻を膨らませ喜々として動き回り・・・(いつものように)
役者3人は、衣装転換の場所を確保、整え・・・(いつものように)

そう、いつものように、そうやって、いつだって、
ここが束の間の、私達の居場所になる

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芹川がしみじみと呟いた
「私達、いつだって、どこだって、あっという間に馴染めちゃうよね・・・」

私もしみじみ、そう思う。

天衣が発声練習をしている
天光が化粧道具を並べている
芹川がコーヒーを飲んでいる
渡辺が横でパンをかじっている

いつもと変わらないこんな時間と、こんな景色が
たまんなく愛おしい

こうやって演出家芹川と、演出助手渡辺に見守られて稽古できることが
たまんなく嬉しい

この気持ちを抱えて、私達、東北へと向かいます。

気仙沼の、岩泉の皆さんにいっぱい、いっぱい喜んでもらえるよう

青い鳥はいっぱい張り切ります。

もうすぐです!!

皆さま、東北のかの地でお会いしましょう!!!ねッ!!














2018年3月 9日 (金)

「普通の人々」が近づいて〜by天光眞弓

 

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「普通の人々」気仙沼公演、岩泉公演が近づいた・・・

新たな演出構想に気持ちを広げる演出家芹川藍・・・では、ない。

 

ピョンチャンオリンピックの中継〜〜〜私たちにとってはまだまだナゾ?の多いあの競技〜〜〜カーリング。3位を競ったイギリスとの戦いを見つめ・・・頭を悩ます演出家・芹川藍である。

「1点取らせる…!?そんな上から目線?」

「ナイスショット…そうなの!?」


ルールもわからない上に言葉も外国語が飛び交っている。

 

芹川「ねえ、またドーパミングだ。どっかの選手が」

 天光「…ん!?」

 

芹川「ドーパミングだよ!」

天光「…?…なんか聞いた事あるけど、なんか違う…

  ドー…ドー、ドー…ピング!…ドーピングだ!」

芹川「え?…どう違うの?」


芹川さんは言葉がどうも”普通の人々”にはないルールがあるみたいだ。

普通の世間から見れば、言い間違い、ああ、勘違いのあげくの言葉なのだけど

勘違い言葉がよって来たるところを瞬時に探ってみると…

ああ、それ、言い得て妙!という言葉に時々ぶち当たる。

そういう言葉を私は勝手に「芹川語」として認定し収集している。

《ドーパミング⇒確かにね、ドーピングするとドーパミンが不自然?にわき出して、実力以上の結果が出せる…という意味で使えないわけではない。》

これ、芹川語として認定!


こうして「普通の人々」の稽古の日々、ついつい没頭してしまった日々…

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「1点与える…ってどういうことよ?」

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「”そぉだね〜”って言ってる場合じゃないんじゃ?」

気がつくと本番はもうすぐそこ!

私たちこそ、そんなこと言ってる場合じゃなかった。

ドーパミングしてがんばらなければ〜!

劇団青い鳥 「普通の人々」

宮城県気仙沼公演 3月18日(日)14時開演 はまなすホール 全席自由席

岩手県岩泉公演  3月21日(水)14時開演 てどの蔵 全席自由席

2018年3月 6日 (火)

塀の上の美しい品々 6                By天衣織女

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(塀の上の美しい品々→落とし物を拾った人が

「ほら、探しに戻ったんなら、ここに置いといたよ」と

塀などに載せていった物のこと。)

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