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2017年8月18日 (金)

「岩泉町の夏とばっちゃの話」by 長井八美

暑くない夏が続いている。暑ければ、暑いで文句を言っているのに、暑くない夏はさびしい。

そんな中で、先日、岩手県岩泉町へ出かけた。人というのは、生まれた場所でもないのに、不思議に縁のあるところがあるのかもしれまない。岩泉町は私にとってそんな場所だ。岩泉町と出会ってかれこれ20年くらいになる。

岩泉町の名前を多くの人が知ったのは、昨年の8月の台風の被害だと思う。その直後に私も何か役に立ちたいと出かけたが、台風に襲われた家の泥出しを少し手伝っただけで、その大変さに目が回った。

あれから1年、まだ、復興の途上ではあるが、岩泉に短い夏が来ていた。

私にとって、岩泉の魅力の一つは、ばっちゃ(おばあちゃん)たちと話すことだ。

「てどの蔵」というところがあって、てど・・・手を使った技を持った方々が作業をしていて、それを実際に体験できるところだ。

http://www.tedonokura.com/

その一人に工藤さんというばっちゃがいて、草や木で染めた繊維を手で紡いで毛糸にしている。ふと見ると、モヤモヤと茶色に染まった、まるで煙のような繊維を紡いでいた。百日紅で染めたとのこと。

「赤の百日紅も、白の百日紅も不思議なことにこの色になるんですよ」

「草や木で染めるということは、その植物が持つ「精」をいただくことなんです。昔、桜の木や花で染めていた時、何回もその木からいただいていたら、枯れてしまったことがありました。「精」はその植物にとっても成長するのに大切なもの、「精」をいただき過ぎるのはよくありません」と、悲しそうに話してくれた。工藤さんと木や花との心のつながりを感じた。

何でもそうなんだなあ・・・と思った。自分の役に立つと思うと、知らないうちにそれが当たり前になって、これでもかこれでもかと求めてしまう。

蔵の外に出ると、見事な白い百日紅が宇霊羅山を背にして立っていた。

久しぶりに「龍泉洞」の中に入った。ひんやりと寒い。台風の後、しばらく閉まっていたが、見事に復活していて、以前よりもパワーアップしているように感じた。おかげさまで、私も元気になった。

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コメント

秋の空ですね~
百日紅もゆれている~
こちらはまだ暑い日が続いておりますが
なんだか涼しい風が吹いてきて気持ちがいいです。すてきなところですね。
ばっちゃの話が聴きたくなりました。(^-^)

精ってなんだっけ?と辞書をひいた所、人間以外のものに潜むとされる、たましいとあった。
昔、育てていた草花にクラシックを聴かせてみた所、草花が喜んでいるように見えたのは気のせいでしょうか?
人間も自然に恩返しができるといいですね。
災害が多いけれど。
地球は怒っているのかな?

息子の同級生が、気がつけばひとり東京を離れて、長野で地域の人たちと里山の暮らしをしていました。
野菜を育て炭を焼き。

人の生き方や生きる場所にその人がどんなふうに出会うのか私にはわからないし、それが最適なものなのかどうかなど想像することもしないけれど、好きな人が笑っていられるのがいいなあ、と思いました。

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