フォト
2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

カテゴリー

無料ブログはココログ

« 『ある日ちっちと』by芹川藍 | トップページ | 「まだ途中です」~by近内 仁子 »

2017年6月18日 (日)

「無親等たちの集まり」by 長井八美

5月28日母が享年99歳で逝った。

私は19歳で家を出たが、再び、母が80歳のときに一緒に住み始めたので、母の晩年は19年間共に暮らしたことになる。俳句が好きで、手芸が好きで、おいしいものが好きだった母との生活は、最初はまるで気の合う友人との生活のようだったが、やがて、私が母を助ける部分がだんだんと増え、私のことも時々しかわからなくなっていった。

世間的に言えば、介護の生活は長かったが、そのほとんどは、決してつらく、大変・・・というものではなく、二人でよく笑ったし、旅行にも行った。認知症の母と自宅で過ごし、自宅で看取ることは精神的には楽なことではなかったが、周りの人にたくさん助けてもらい、これが私の務めだと何とか受け入れていた。

姉と弟と3人で自宅で看取ることができた最期の瞬間に私が感じたのは、無事に母を送ることができたという安堵だった。

その通夜の席には、暖かい気が漂っていた。

もちろん、遠くから親戚も駆けつけてくれたが、集まってくれた多くの人たちは、青い鳥の一人一人であり、私の友人たちだった。母は青い鳥の芝居が大好きで、「女の人ばかりで大変だろう」といつも心配していた。「生きているうちにもう一度観たい」と最期まで言っていたが、それは叶わなかった。

ふと、その席で芹川さんが「私たちって何親等何だろう?」と言った。

私は思わず「無親等かな」と答えた。

長い母との生活を支えてくれた人たちなんだ。私が決して介護という言葉に暗くならず、仕事をそれによって犠牲にすることなくできたのは、何も言わなかったけれど、ここに集まってくれた人たちだったのだと、思った。

ありがたい思いがこみ上げた。母がそのことを教えてくれた。

母が逝ってしまい、日々いろいろなことを思う。

今、思うことをここに書きとめておきたいと思いました。

母の最期の劇団青い鳥観劇の写真。「わからなければモモエさんにきけ」2015年12月です。

無親等のみなさま 本当にありがとうございました。

Photo

« 『ある日ちっちと』by芹川藍 | トップページ | 「まだ途中です」~by近内 仁子 »

コメント

長井さんのお母様、逝かれたのですね。
心よりご冥福をお祈りいたします。

「モモエさん」の時、私も同じ観劇日でした。
何度か同じ日に観劇できて、嬉しく思ってました。

それにしても無親等というそういう関係を
築き上げれるのは素敵ですね。

モモエさんの観劇後、私は母を看取りました。
その時に、百恵ちゃんの歌に励まされました。

ありがとう、という言葉しかありませんでした。

長井さんのお母様も、お会いした回数は数度でしたが
ありがとうございます!

時代を生き抜かれ、支えた最高の人生の先輩!

ベンチに座り凛としたお母様のお姿の写真を拝見したとき、本当に素敵で。。


心より御冥福をお祈りいたいます。

みなさま あたたかいコメントありがとうございました。この写真を撮ってくれた田倉さんの気持ちも伝わってきます。いい写真を撮ってくれてありがとうございました。

読み終わって思わずパチパチパチと拍手してしまいました。

長井さんもお母様もご立派だなあと思いました。

この長井さんのブログをお母様もうんうんと頷いて微笑ましく読まれているのでしょうね。

『無親等』だからこそ、ちからになり心から寄り添えるのかもとも思いました。


ずっと青い鳥が好きで応援し続けてくださったお母様の写真。
長井さんがうれしそうです。


ご冥福をおいのりします。

病院で付き添いの仕事をしていた友人が

晩年の過ごし方、亡くなり方は
その人の人生の集大成 と話してました。

暖かな愛と楽しい時間を、ご家族や周りの方々に
たくさん届けていらしたのですね。
今もやさしく微笑んでいらっしゃいますね・・・。

なんて素敵なフォトなのでしょう。
過ごされた大切なお時間心に沁みます。
今日久しぶりに母の受診に一緒に通った道を通りました。
この道は母と来た道…。匂いがかすめました。
お母様の憩いをお祈りいたします。
どうぞ お大切にお過ごし下さい。


(^.^)99歳、白寿って言うんですよね。
素晴らしい人生🍀
みんなに守られながら旅立たれたお母様、きっと喜んでおいでになったと思います🍀
お母様のご冥福をお祈りいたします🍀

長井さんのお母さまがモモエさんの劇場にいらしたときの瞳を思い出します。
ロビーでお見かけしたとき、なんという強い瞳の光だろうと思いました。

どんな世界を見てきた方なのだろうと思いました。

お母さまが次の生を幸せに生きておられるようにと願います。

「無親等」
血の繋がりでは何か測れない、なんとも不思議な言葉です。

まだ、諸々が落ち着かれずに居られる事と思います。

先週、てんこうランドに行く時に電車の窓から「美登利寿司」の看板が見えました。
いつだったかの、長井さんの記事を思い出して
ああ、あれは確か、長井さんのお母様が好きなお寿司屋さんなのではないかしら
と、
何も知らずにホックリしていたのでした。

今はただ、お母様のご冥福をお祈りするばかりです。
長井さんも、お身体をお大切になさって下さいませ。


何て素敵なんだろう。
何て暖かなんだろう。
こころが笑顔になります。
お母様のご冥福を心よりお祈りいたします。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1393125/70895571

この記事へのトラックバック一覧です: 「無親等たちの集まり」by 長井八美:

« 『ある日ちっちと』by芹川藍 | トップページ | 「まだ途中です」~by近内 仁子 »