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2017年2月12日 (日)

未知のおくりもの~by葛西佐紀

今、稽古は焦りも不安もないまぜになって、佳境に入っている。

にも拘らずお昼頃から始まって日没前には帰途につく。(私達の年頃の肉体には最良の稽古時間なのだが)

そして電車の窓から暮れなずむ夕空を見ながら、こんなことを思った。

いつだったかの昔、何かのエッセイに“演劇界隈”と称するものにどうしょうもなく馴染めない自分達の事を書いたなぁ~

“青い鳥は演劇界の転校生”などと言っていたなぁ~



43年たった今、果たして私たちは演劇界隈に馴染めているのだろうか。
私たちは転校生ではなくなっているのだろうか。

いやいや、私達にとって演劇界隈はやっぱり歓楽街の灯りぐらい遠いものだし、
孤独な転校生が緊張と不安と期待を抱えて、初めての教室に足を踏み入れるようにして芝居を創っている。


私たちはこうやって歩いてきたのだし、これからも転校生のまま、演劇界隈を横目にしながら、そう長くはない未来を抱えて歩いていくのだろう、きっと。


いつだってそこに、ワトソン博士の本の題名ではないが“未知のおくりもの”が待っているかもしれない・・・なんて思い続けながら・・・


そして今、確かなことが一つある。

今の私達にとって“未知のおくりもの”は、芝居を観てくださる多くの方々と共に舞台で紡ぎだす極上の目くるめく一瞬一瞬の“その時”そのものあること。


だから私達は待っています、劇場で皆さまに会えることを!!!





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コメント

ふむふむ、なるほど!
そういう事だったんだ~!

お芝居を見るのは好きだけど、お芝居が好きなんじゃない
いや、確かに面白いお芝居もあって
見ると、それなりに感激もする

飛行機代かけて、お芝居を観に行く私は
周りからそーとうの芝居好きに思われているのだが。。。。
お芝居を観に行くのではなく、青い鳥の作品を観に
東京ってところに行っている。
お芝居が大好きだからじゃない。

そんなことを説明したところで
分かってもらえないので、芝居好きで通しているが
そうすると、特別興味もないお芝居にご招待されたりする。
超、話題の舞台だとお触れの作品も、会場の雰囲気にも
馴染めないのだが。。。ちょっとしたエイリアン気分になったりする。
無害なエイリアンだが。。。。

そうだ、慣れちゃあいけないんだ。

大好きな舞台を観る時、大切な瞬間がある。
開場から開幕のあの暗転の瞬間

あの結界

日常の生活の匂いも汗も涙もため息も
そういうものが愛おしく輝くものに
なる瞬間

普通なんだけど、普通じゃない
普通じゃないけど、普通になる
摩訶不思議な世界にいざなってくれる

自宅から電車と飛行機を乗り継いで
行く道は、さながら露地で、心のチリを祓う
特別な路でもある

そんな気持ちにさせてくれるのは
そういうことだったんだ! 

なるほどThe 青い鳥 です!

心して舞台を観に行きます!


11日の長井さんの講義で、こうもおっしゃってました。
「青い鳥の人達は、シャイなものですから」
芹川先生がお芝居の稽古の時におっしゃる
「慣れてはいけません」
私が青い鳥の皆さんに感じる、少女のような印象。
「転校生」という言葉に、ハハァ!と、膝を打つ思いです。
だからこその魅力というものがあると、私も思います。
下北沢小劇場B1の座席で、ドキドキしながらその時を待ちます。

「幼い頃私は家の庭の大きな桜の木に登るのが得意でした。けれど私は登ることは得意でも降りるのが苦手でした。私がてっぺんまで登るのは、降りるのが怖かったからです。下をみるとよけい怖いので、上の方だけみて登るのです。そして、先細りの枝にしがみつき、やけに青いおおいかぶさるような空を見上げながら、誰かがもう降りておいでと言って私を助けに来てくれるのを待つのです。今でもふと、大きな木の下に立ち止まってそのこずえを見上げることがあるのです。もしかして降りられないでしがみついているあの頃の私が、まだいるような気がして」コンセント・メモリーより

『コンセント・メモリー』の中の、その前も後も、そして今在る所までおそらくずっと、青い鳥の舞台の上に見えている風景です。
私にとって青い鳥が唯一無二の存在である所以のひとつです。

転校生であり続けてくださることを願います。

昨日の東京ASOBO塾で長井さんの制作講座がありました。その中で「青い鳥はよそとつきあわないんです。媚びたくない。」というようなお話を聞きました。
世の中にはバカ高くちっとも取れないチケット、やたらと多い客演、ギョーカイ人が跋扈する演劇はたくさんあります。
ですが、青い鳥はまったく別の次元に居ていわゆる演劇業界界隈には括られない。括られなくてもいいと思います。
そんな青い鳥に出会えたことが私の誇りです。
長井さんはこうもおっしゃいました。
「市堂令はすでに別の人格を持った存在で青い鳥を支えてくれている。関係者やお客様の中には、『自分も市堂令なんだ』と言われる方がいる。」
そうなんです!密かに私も感じていました。まるで自分の一部が青い鳥に同化しているような、そんなふうな人がきっと数え切れないほど居て、青い鳥を支えているんですね!
だから公演はいつもそんな人たちが一堂に会する熱気に包まれるんですね〜
いろいろ腑に落ちました^_^
ますます公演が楽しみです!!!

だから、好きなんです。
きっと。
青い鳥は、本当に素敵な美しい集まりです。

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