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2016年11月 6日 (日)

普通に・・・一周まわって、こんにちは。もう一周まわって、さようなら。by天衣織女

 

「あの子はキチンと挨拶のできるいい子だねぇ」

と大人が言うと、幼いながらも私は心の中で「ふん!」と

思っていた。

たぶん、その子は親にそう躾けられ、

自動的に口から飛び出した「こんにちは」に違いない。

本人はそれほど「こんにちは」な気持ちなんかないのさ、 

ふん!と。 

しかし、私自身が大人になって「こんにちは」と言われると、

これがなんとも気持ちいいのだ。

そして思った。 

ああ、そうか「こんにちは」は、自分の為というより、

むしろ相手を気持ち良くするためのギフトみたいなものなんだ、と。

 

こんな大人になって、グルッと一周まわって、

やっと「こんにちは」の意味がわかるなんて・・・

恥ずかしい。

 

そんなこんなで私は近所でも良く挨拶をする住人になった。

「こんにちは」はあたりまえ、「いってらっしゃい」「ただいま」も

飛び交うご近所づきあい。

 

そんなある日、私のアパートに新住人がやってきた。

私は早速「こんにちは」の挨拶をした。

それからだ、私の毎日の散歩道で

その住人が待ち伏せするようになったのは・・・。

その災難はいろいろな作戦でなんとか回避しつつあるが

(話が長くなるので、説明は省くが)、

今度はもう一人散歩道で「おはよう」攻撃の老人に遭遇することになる。

何度か返事をしてしまったのがいけなかった。味を占めて、しつこく「おはよう」してくる。

あまりのしつこさに無言でいると、目の前にきて「おはよう」攻撃をしてくる。

いやぁ、参った。なんとか道をかえ、時間をかえ、生きていかなくては・・・。

 

しかし、不思議なことなのだけれど・・・

とーっても不快な気分でいるにはいるのだけれど・・・

このお二人さん、私はなぜか少ししか腹が立たないのだ。

なぜだ?

 

確かにこういうことに遭遇する自分はかわいそうだと思う。

でも、そのお隣の新住人もかわいそうなんだ。

「おはよう」攻撃をしてくる老人も、かわいそうなんだ、きっと。

なんだか、私たちが生きるこの時代は、

おかしかわいそうなことになっているようだ。

 

グルッと一周まわって・・・そのまたグルッとまわって・・・さようなら・・・。

 

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コメント

普通の人々の感覚だと思いました。私も同じことを思いますもの。やっぱり世の中は普通の人々の想念で回っているんだろうなって思いました。
こどもの頃、挨拶出来なくて、知ってる人に出会わないよう、目を合わせないよう気配りし、出会ってしまったら挨拶しない言い訳を心の中に準備していました。でもすっかりオバサンになってしまって、挨拶されると単純にうれしい気分を味わうと、誰かにおすそわけしたくなるんですね。待ち伏せされるのは困りものですが、きっとすごくうれしかったんでしょうね。

ネットをパラパラと流し読みしていた時に、ふと目に止まった記事がありました。
ある地域で、お互いに挨拶をする習慣があったところ、
小学生の子供を持つ親から
「子供には、知らない人から声をかけられたら逃げるように教えている。
地域の中での挨拶はやめてもらいたい」
という意見があり、
その地域では挨拶をやめることになったそうです。

各家庭の事情を地域に広げてしまうのにも驚きましたが、問題は
「挨拶にも神経を尖がらせなくてはならなくなってしまった社会」なのでしょう。
待ち伏せされた織女さん、怖い思いをされたのでは?

私は、いつも誰かの悪口を言うことで自分を保っているような人を見た時、
「ああ、この人はきっと幸せじゃないのだな」
と思うことにしています。
そうして、その人とは違う場所に自分を移動させると、
悪口を聞く不快感がちょっぴり和らぐのです。

あまぎおりめさま〜

ファイト!闘う君の唄を
戦わない奴等が笑うだろう
ファイト!冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

ファイト!

いいや!おりめさん!ぐる~と回って一周戻って、私の前に帰ってきてください!
私の一生は、おりめさん作品で生きているといっても過言ではないというか
私は織女さんの作品や織女さん自身の圧倒的な大ファンです・・・・
いつもいつも、織女さんがどこかにいると思って、頑張っていられるので・・・
だから、回って戻ってきてください!
このブログを読み返し、自分自身を見つめ直したくなりました。
もっと、織女さんのように、素直にごまかさずに人生を歩みたいと思いました。

私も厳しく躾けられ自動的に挨拶が口から出る子どもでしたが、大人になり都会人の端くれとなり人との距離感は遠くなった気がします。
いつも通う稽古場は若者も多いのですが、先日、シュッとした男子に「こんにちは!」と言われ、えっ?私!?とドギマギ。よく考えたら別に深い意味はなくただの挨拶。すごく当たり前のことでした。味をしめないように気をつけます!

わたしも朝からたくさんの人と挨拶を交わします。
わたしも、言われるとうれしいです!言うのもうれしいです!

気持ちが塞いでいるときは、鬱陶しいなと、思ったり、開放的な時は、おはようの大安売りをしていた、自分勝手な若かりし頃とは違って、挨拶の気持ちよさを知ってからは、ニコニコしている自分に半ば驚きつつ、後、何年生きられるのだろうか、やりたいことはやって、好きなものは遠慮せずに、好きと言って、いいのだ!と思うようになりました。

織女さんのご近所のお二方、寂しいのでしょうか。
人とお話したいのでしょうか。

わたしも、花や虫に話かけてるときありますもん。

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