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2016年10月18日 (火)

「普通の人々 ~いよいよ鹿児島へ」by 長井八美

私が青い鳥を初めて観たのは、1978年4月「G線上 夢の草かんむり」だった。新宿西口にあった小さな劇場だった。以来、いつも今の作品は今の私自身と深いところで共鳴する。
時代?環境?それらのことを一切合切ひっくるめて、理屈ではなく今の私に深く入って来る。

「普通の人々」に登場する人物の一人一人は今や愛すべき私の隣人たちとなった。
ゴスロリのあべちゃん、往年のシェークスピアの名優、ゲイの見城ちゃん・・・社会の片隅で不安と悲しみをかかえながら懸命に生きている姿に「みんなどうやってここまで生きて来たのだろう?」と考えてしまう。大河ドラマや朝ドラの主人公とは無縁であったとしても、舞台上に登場する人物たち、それぞれがかかえているドラマを想像させてくれる。
まさに「普通の人々が地球をまわす」なのである。

そして、そんな思いをかかえてみていると、あのラストシーンがやってくる。さまざまな役が役者一人一人の中でまるで、溶けるようにラストのシーンへと流れていく。こんな風に終わる演劇があるだろうか?と最後の場面を観ながらいつも思う。決して華やかではないが愛に溢れたフィナーレへと移行してくのは、まるで人生の終わりがこうあってほしいという願いにも感じる。

天衣織女が書いた5つの作品の終わりがこうなるのは想像もしなかった。そこには、演出の芹川藍の作品、一人一人の役者、大きく括れば演劇というものへの大いなる慈しみを感じる。42年間ともに歩んで来た青い鳥ならばこそできるラストシーンだと思う。だが、これが「普通のラストシーン」なのかもしれない。

いよいよ11月20日の鹿児島公演で「普通の人々」は幕を閉じる。これが終楽章となるのだろうか?
もう、あの隣人たちに会えなくなるのかと思うと寂しいが、また会えると思えばうれしい。

まだ、観ていない方、見逃した方、もう一度観たい方、ぜひ、鹿児島にいらしてください。
心からお待ちしています。

11月20日(日)開演:14時 サンエールかごしま(鹿児島市)
お問い合わせ・予約 03-5738-7181 aoitori@aoitori.org 青い鳥創業
主催:NPO法人かごしまアートネットワーク
http://www.aoitori.org

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コメント

サーKの舞台人魂と支える見城ちゃんが、離れマセーン。
どうしよう。
またいつか、楽屋のお二人にお会いできる日がきますように。
と、願う日々で年越ししそうです、が、次回の舞台のチケットが届いたら、そんな思いも、しばしお別れになるのかもしれません。

この人達は、いったい
何処から来て、何処へ行くのだろう。
絶妙なタイミングで切り取られたシーンは、しかし
来し方を、行く末を、浮かび上がらせて
観る私達に示してくれます。
私達の中に潜む「普通」が、
この物語を求めて止まないのかもしれません。

私が昨年から愛してやまず、何度も観たくなった『普通の人々』が、あと1回で
さよならしてしまうんですね。
なんだか寂しいなあ。

だって、みんな生きているんだもの。

鹿児島の舞台で、みんな、また生き生きと、熱を帯びて、観客を魅了させるのでしょうね。

ああ~!いいなあ、鹿児島のみなさん。見届けられて。

鹿児島…!知る人ぞ知る、芹川さんと織女さんの故郷。どんな想いで赴かれるのでしょう。ご両親はどんなにか喜ばれるでしょうね。誇らしいでしょうね。

^_^鹿児島なんですね💕
あ〜ぁもう一度観たい感情がプツプツと湧いてくる
「普通の人々」そう普通の人々なんです💕
私と青い鳥との出会いはとても浅いけれど、年数じゃない!この5年の月日が私にとって人生を変えるような出来事であり出会いであることは間違いないのです🍀
鹿児島公演、大阪から遊ぼ塾のみんなと気を送ります

大阪公演では、長井さん始め青い鳥の皆さんのひたむきさと公演の登場人物に沢山のエネルギーを頂きました。ありがとうございました。

今回、なかま達と作品を拝見し、「そういえば、青い鳥と私達の出会いは、いつからだろうね」と会話する事が重なりました。
青い鳥と私。近鉄劇場「ゆでたまご」でご縁あり、可愛いかっこいい登場人物や作品に心惹かれ、結果的に私達への応援歌を紡ぎ出し続けてもらっている、と感じます。

そんな足跡を感じつつ、次は11/20鹿児島公演ですね。
心からご成功を祈っております。

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