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2016年8月 6日 (土)

ああ、夏木マリにはなれなくて、夏!      By 天衣織女

40代の頃、ある舞台の客演をした。

女性の役者さん数人の楽屋は穏やかで平和だった、

それなりに。

そんなある日、

20代後半のきれいな感じのいい役者さんが、

突然私を「お母さん」と呼びはじめた。

私はあまりに仰天しすぎて、

何をどう反応すればいいのかわからず、

それをそのままにした。

まわりの役者さんも驚いていたようだったが、

そのままにしていた。

それぐらい、わけのわからぬことだった。

 

ひょっとして、これって、アレ?

ほら、マスコミなんかでよく見る、

ほら、森 光子さんなんかが、ジャニーズのアイドルに

「お母さん」と呼ばれるパターンの・・・マイナー版・・・?

で、あとからトークショウなんかで、

「僕たち、森さんをお母さんと呼ばせていただいてるんです。

いろいろアドバイスとか差し入れとか下さって、

ほんと尊敬してるんです」的な・・・

 

私の場合、なんも彼女に、アドバイスしてないし、

できないし・・・差し入れはこっちがもらいたいぐらいだし・・・

それに、トークショウ出演って話も来ない。

 

それとか、アレかな?

ほら、夏木マリさんなんかが、こわもての若いラッパーに

「おれ、姉さんには、いつも叱られっぱなしっすよぉ~、

でもまじリスペクトしてるんすよぉ~」的な・・・。

 

私、なんも、ひとさまを叱るなんて、

そんなおこがましくて恐ろしいことできないし・・・

ま、お母さんより姉さんのほうがまだマシか・・・

って、そういうことかぁ?

 

 

アレかなぁ・・・

人というものは、特にひとつの仕事を続けている女性は、

年齢を重ね、老齢になるにつれ、スターウォーズのヨーダみたく(ヨーダは男か女か?)、

言葉に重みをもった、

ひとさまから「お母さん」とか「姉さん」とか呼ばれる人間にならないと、

カッコつかないことになるのかな。

世の中の酸いも甘いも噛分けて、

なのに、未だにポップな生き方なんかしちゃってて、

発する言葉はイッポン筋の通った的な・・・、

夏木マリさん的なものにならなきゃ、ヤバいのかな。

 

  私はこの歳で、未だに悲しくなるほど自分を大人だと感じられないでいる。

イッポン筋が通るどころか、

1分前の発言を「あ、今のナシナシ!」すぐに訂正したくる。

道を歩いていて、風なんか吹くと、

両手を広げて飛行機になるし、

ウワワウイーウエーと叫びたくなる。

まだ野良犬と親友になりたいと思っているし、

いつでもオロオロして、ドキマギして、ハラハラして、ニヤニヤする。

 

だいたい、酸いも甘いも噛分けるって実際どーいうこと?

ワビ・サビと同じぐらい、わけがわからない。

 

 

  ずーっとかっこ悪く生きてきた私は、これから先も、

「お母さん」も「姉さん」も「おばあさん」も御免こうむりたい気持ちで生きていく。

 

 

 

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コメント

私も、酸いも甘いも噛み分けるやワビサビって何なの?
どうゆうこと?わけがわかりません。
でも織女さんの文章を読んでいて、
ヨーダや夏木マリさんになれなくても、
怖いものがいっぱいあったり、いっぱいいろんなこと考えてると
わけがわかりません!になったり、眠いのに眠れなかったり
いろんな自分がいて、いろんな気持ちがあって、そんな自分全部まるごと好きになって、
生きていこう。って思いました。

いや~ 織女さんを 「お母さん」と読んだ、その若者の顔が観てみたい!
超・勇気あるヤツだ!

私は見ず知らずの通りがかりの男の子に「ちょっと、そこのお母さん」と
声をかけられたことがある
ちょっとそこのお母さんって誰の事だろう????
なんだけど、どうやら私の事で・・・・なんでおばさんじゃなくって
お母さんなんだろう????

というか、人を呼ぶのに お姉さんとかおばさんとかお母さんとか呼ぶんでしょうね・・・
せめて Hey,girl! と呼んでくれ~
街中で観光客の方に道を来れたりするときは お母さんではなく Girl である。

と、私がお母さんと呼ばれるても仕方がないが・・・
織女さんが お母さんと呼ばれたのかぁ・・・・
びっくりだ!

織女さんは織女さんのままで そのまんまでいてください!

私はGirl のままでいます(笑)

子どもの頃、父の実家の長野県の村では、村中のおばさま方が「姉さん、姉さん」と呼び合ってました。
「この村はどこまでが姉妹で親戚なのか~?」不思議に思ってました。
今この年になり、名前を思い出せない時、『姉さん』とはなんと都合のいい呼び方かと思いました。
しかし今、知らない子どもに、おばちゃんといわれるのは許せても、
知らない人に『奥さん』と言われるのはどうにも嫌な気分です。
私は『私』なんだけど~ 私も思います~~

「お母さん」でも「お姉さん」でも、もちろん「おばあさん」でもなく
織女さんは織女さんで、
そしてカッコいいです。

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