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2016年7月12日 (火)

夏が来れば思い出す~ by葛西佐紀

私は今、セブンの“牛乳寒天たっぷりみかん”に、まっしぐらに嵌っている。

初めてそれを見つけたとき、ムムム・・・私の食い意地メーターがツンと振れた。

そして、一口食べたとたん、それは期待に違わず、

涙が出るほど懐かしい味がした。


子供の頃、“ちょっと特別な日”にお母さんが作ってくれた、缶詰のミカンが入った牛乳寒天

薄ら甘くて、みかんが甘酸っぱくて・・・

そして、なんといってもプリンという西洋菓子に出会うずっと前に、
チュルン・プルン・ツルンという擬音の食感と喉越しを私に教えてくれたのが、
お母さんのミカン入り牛乳寒天だった。

夏の、一時の暑さを忘れる、特別な、極上のおやつだった。


もう一つ、子供の頃の夏、大好きだったものは・・・

日なた水の行水だ。
お母さんが金ダライにお水をはって庭に出しておく、
私が幼稚園から帰って来る頃には、ぬるま湯になっていて、パンツ一丁で水浴びする。

直径60センチほどの金ダライだけれど、私にはそれが充分海だった・・・なんてね。


私が行水した後、お勝手の土間にタライを持っていって、お母さんも行水をする。

夏だからといって、毎日銭湯に行けるほどの余裕のない私んちであるから・・・である。


その時のお母さんの姿・・・
直径60センチほどのタライの中で、小さく立て膝をついて体を洗っていた姿、
背骨のボコボコを私は忘れられない。

私はあんなに楽しいのに、お母さんが入ると、ちょっと、なんだか、
可哀想だなぁ~って、悲しそうだなぁ~って、思ったりしたもんだ・・・・・・


ああ~やだやだ、夏ってやけに切ない!!

私は四季の中で夏がいちばんに切ない!!

太陽の眩しさのせいだ、きっと。

夏の眩しさが、私の中の子供のときの記憶をウズウズさせるんだ、きっと。


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コメント

ご存知の方はいらっしゃるでしょうか。
「お米屋さんが届けてくれる」プラッシー(ジュース)
ウチには届かなかった。
水で溶くとオレンジジュースになる粉を買ってもらって、ヌルい水道水に溶かして飲みました。

遠い夏の記憶にあるのは、モクモクと湧き上がる入道雲。
長屋の軒下のアリ地獄。
里芋の葉っぱの上でコロコロ転がる朝露。
神社の森の地面にいっぱい空いた穴に、ヤカンで水を流し込んで蝉の幼虫取りをする兄の後を追いかけたり。
何事かを深く考えもせず、ケロケロ生きていたような気がします。

母に作ってもらった事はないけれど
セブンの牛乳寒天、買ってみます。

消えていきました。
 
川でゴムの浮き輪で泳いで唇真っ青…
兄妹三人でスイカの種飛ばし…
庭にゴザをひいて家族でアイスキャンディ振り回して見た花火大会…
蚊帳の中の笑い声…
台風のみ~な家にいた…
うちわパタパタの母の手… 姉妹で30円手ににぎりしめ食べにいったかき氷 、べろ真っ赤。。。。

 
いっぱい消えた。

先日、姪っ子の赤ちゃんを抱きました。
固肥りの身体に、漲っていました。暑い中で寝ながらいっぱい汗をかいていました。

年を重ねた人の身体は切ないです。

いつも深夜に終い湯の始末をしていた母のぼこぼことした背中を見たことがあります。
明るいと寝られないと父が言うので、手元だけを照らす小さな灯りだけで縫い物をしていた母の割れた踵。

夏に手のひらくらいの蛾を鷲掴みにして、風呂の焚き口に放り込む母は、夏休み中続いたお昼の素麺に一本だけ混ざっていたピンクの麺を、争って喧嘩する三姉妹に日替わりで順番に入れてくれました。

夏が切ないのは、夏休みのせいですね。
あの長い休みの様々を私は宿題にして、母の生きてきた時間を追体験しているのかもしれないと思います。

夏休みは 終わらない宿題 眠くないけど毎日日課の昼寝  ゆうだち  蚊帳の夜
お盆は みかんの牛乳寒天 卵が金色に泳ぐ牛乳寒天 エゴマとくるみのおはぎ
ちょっと切ない
でも、楽しかった
今の子どもたち 切なく楽しく冒険の夏を送っているのか~?

早速、牛乳寒天たっぷりみかんを購入してみます!!

あ~なんだか
夏の切なさってどこにもあるんですね~

北海道の夏は超ミニ ベリーショート
だから なんだか夏は切ないと思ってました。

そしてそして 夏の3倍はロングな冬なのに
冬より夏の方が思い出がたくさん

年に何回かしか食べないかき氷のために
かき氷を作る道具があったり
長し缶があったり たっくさんいろいろと作ってくれていました
お母さん!

楽しみにしていたお出かけ日の入道雲
たっくさん遊んで疲れて果て寝てしまって見逃した夏の夕焼け

近所の空き地で見つけた タイルの破片のように
なんだか 夏の想いではキラキラしていますね。

今年は19年ぶりに寒い夏・・・・
あんまり暑くないけど なんだか夏は切ないですね。

帰りにセブンイレブンに寄ります!

食べ物はいろんな想い出を運んで来ますね。

うちは母がみつ豆が好きで、特にあんみつが大好きでした。
子どもの頃、あんこが苦手だった私は、缶詰のみかんとそのシロップと
冷蔵庫でかためた寒天を一緒に食べていました。(あんまり甘くなかった)
今思うと、あんと一緒に食べるのが一番おいしかったんだな。って

この前、スーパーの本売り場で、何気なくみていた本の中に、何とも言えない、こんがりあがって、ホクホクのコロッケ!牛肉コロッケにくぎずけになりました。
お母さんのコロッケだ!
ほんのり甘いお母さんの味がした。
思わず本を買っていました。
お母さんのコロッケを作ろうと思いました。

ううーっ!
ウルウル!(;o;)

佐紀さんのお話は、切なくかわいいものばかりですね。

うんと小さい頃の佐紀さんとお母さんの思い出で、佐紀さんの体はできているのですね。

小さい子に毎日汗だくで接しているわたしですが、その子達も、佐紀さんのようなおとなになって行くかも知れない。

そう思うと、お母さんではないけれど、余計大事にこどもたちと時を過ごしたいとおもいます。

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