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2016年3月

2016年3月27日 (日)

赤い手拭い… by演出助手・渡辺

♪赤い手拭い マフラーにして♪
この歌詞を聴いて「あぁ…」と去りし日に思いを馳せられる方は、お年頃がわかるというもの。

その頃、小学生だった私はカタカタ鳴る小さな石鹸の存在も、赤い手拭いの存在も怪しんでいた。
 
 

ほどなくして、私は赤い手拭いを目にすることとなる。
「元気ですかー!ダー!」
アントニオ猪木氏である。
当初はリングに上がる際の赤いタオルだったが、いつしか議員となった彼の首には赤いマフラーが巻かれるようになった。 
 

 
そして今、私は日常的に赤い手拭いを目にしている。

青い鳥の稽古場で、A・SO・BO塾の稽古場で…。
必ずと言っていいほど「赤い手拭い」が巻かれているのだ、芹川さんの首には。
 

その赤い手拭いは、還暦を迎えられた時に芹川さん自らが作り、配られたもの。
 
関係者はもってはいるのだが、畏れ多くてなかなか巻けない。
 

さすが自ら製作されただけあって、その長さ厚み質感、全て芹川さん仕様なのだろう。
いつも芹川さんのその首にドンと巻かれているのだ。
Serikawa1_2
が、ちょっと困るのである。

チラシやパンフレットを作ったり、他から稽古中の写真が欲しいと言われたり。
芹川写真の使用頻度は高い。
しかし、どの写真も「赤い手拭い」がそこにある。
どれを選んでも首元は「赤い手拭い」なのである。
 
「元気ですか!ダー!」なのだ。
 


この間、お願いして巻かずに写真を撮っていた。
ところが30分もしないうちに
「ねぇ、もういいでしょ?」とグルっと巻かれてしまった。
 
 
 


いかにして首元が赤くない芹川さんを撮るかが、目下の私の課題だ。
Serikawa2

 

2016年3月24日 (木)

「古き良き たばこ の時代」by高彩裕子

新聞一面下の広告を眺めていたら、「天声人語」の文頭が眼にとび込んできた。



ーー ヘタな俳優を見ていると、手の始末がついていな い__と直木賞作家の故・神吉拓郎が書いていた。 ーー

要約すると…

手が行き場に困っていて、そんな役者には何かを持たせれば、手持ちぶたさな感じを与えずにすむ。安易な小道具一つがたばこだそうで、昔の映画は登場人物がよくたばこを吸っていた。ヘボ役者が多かったわけでなく、吸って遠慮のない時代だった。微妙な心理を表す小道具でもあった…



そうだった、そうだった。
新人のころよく師匠に言われたなあ
どこに手を置いたらいいか分からなかったなあ
私にとって小道具のたばこは上級者編で
ファイル、持たされたかなあ。

そういえば、いつの日からか映画やテレビでたばこを吸う場面をあまり見なくなった。

ひと昔前、昭和の映画の張り込みの刑事さんも、新聞記者さんも、アパートの部屋の情熱的なカップルも、
みんなたばこを吸い、煙のむこうにたたずんでいた。

青い鳥だって、「さらば夏の思い出」の保科さんも、「むっちゃんのニュース」のむっちゃんだって吸っていた。

みんな大人でカッコよかった。



ーー 時代は変わり、世界保健機関(WHO)は先月、
喫煙場面のある映画には年齢制限を課すなどの措置をとるよう、各国に勧告した。
未成年者を喫煙に誘引しないため、というのがその理由である ーー



たしかに、

たしかに、

映画やドラマの影響は偉大である。

そんな私もジム・ジャームッシュ監督の「ストレンジャー・ザン・パラダイス」で女の子がたばこを吸いながら

Screamin' Jay Hawkins の "I Put a Spell On You.” という曲で踊っていたのがチョーカッコよくて

私も真似してたばこを吸いはじめたなあ

ちなみに成人してからのこと。何年か喫煙していたが、身体に合わなくてやめてしまった。



影響力の大きいのは仕方がない、それだけ作品や登場人物が素敵だからだと思う。

でも、たばこを吸わない若者も増える今、

喫煙場面のある映画に年齢制限をしても、

吸う人は吸う、吸わない人は吸わない、のではないかなあ〜〜と思ったりしてしまうのである。

2016年3月21日 (月)

ダメだ〜!のその先に 〜by近内 仁子

わーーーーーーい!!( ´ ▽ ` )ノ✨✨


今日は海外ドラマの吹替え現場で
磨紀さんと一緒でした♪
(=´∀`)人(´∀`=)


私は小さい頃からアニメが大好きで
「声優辞典」をもってるくらいにオタクで


なのに、好きな割には行動を起こさずグダグダしてて

40才超えて大枚をはたいて声優学校に行き
レッスンで上手くいかず
できない自分を責めて
ちょぴっと円形脱毛症になったりして


あははは


で、
あぁ難しい世界だなぁと思って…少し諦めたりして
声優世界で仕事は無理かも…と思ったりしてて


でもそこから、
なぜか、いろんな巡り合わせやご縁で
今こうして吹替えの仕事をさせて頂いているのが、何よりの驚きです。


神様は、
もうダメだ〜!!と思った先に

「プレゼント」を用意して下さってたりするのかもしれないのですね。

2016年3月18日 (金)

いったい、なぜなの!? by 長井八美

今日は暖かい!すごく暖かい。でも、来週はまた寒くなるらしい。桜の予想も出ているが・・・果たして今年の桜はどうなるのだろうか??などど思いつつ。

私も電車つながりです。

最近・・・そう2ヶ月くらいになるかなあ?東横線で不思議なアナウンスが流れる。行き帰りのどちらか、もしくはどちらでもこのアナウンスを聞くのだ。

「最近、つり革の盗難が多発しています。そのような行為を見かけた方は、係員にお知らせください・・・」まあ、そんな内容だ。

つり革の盗難??最初に耳にしたときは、酔っ払っていたずらでやったのかなと思ったが、今も続いている。これはどうもただ事ではないようだ。それも、聞いてみると、他の電車では聞かれず、東横線のみに流れているらしい。

いったいいつ?だれが?どうやって?何のために?

時間はいつなのか?深夜か?早朝か?まさか、満員電車の中ではないだろう。

誰か?最初は一人だったのに、だんだんと面白がって増えているのではないだろうか?

どうやって?いったいどの部分を?つり革を全部はずすのか?それとも輪のところだけか?ナイフで切り取る?

何のために?これが一番問題だ。いたずらにしては、数が多い。家はつり革だらけになっているはずでは?オリンピックのつり輪の練習?健康法?アーティストのオブジェ?猫の競技?たんなるいたずらではつまらない、目的があってほしい。

じっとつり革をながめながら考えてみる、覆面をしたあやしげな男が・・・いやいや、妙齢の美しいご婦人がコートのポケットからナイフを出してさりげに、イライラしている受験生が・・・などなど妄想は広がっていく。

今日もあのアナウンスは流れているに違いない。今や、東横線を相手にいたちごっこが展開されている。

もし、私が目撃したら・・・どうしよう???

2016年3月15日 (火)

ハッキリしたい!~by芹川 藍

しなやかな指先でスマホの画面をタッチする。
綺麗に整えられた爪、きめこまやかな肌、細いうなじに長い睫毛。
鮮やかなオレンジ色の鞄を膝に、黒と鈍い赤とモスグリーンのストライプのマフラー。
 

…わからない。
わからないのだ、男か女か。
 

 

大阪へ向かう新幹線で隣り合わせた、、、
だから男か女かわからない人。
 

本を読むふりをして何気に伺う。
どこかに“根拠”はないかものか。
 

ニューハーフのように妙な化粧をしているわけでもなく、やたらと科をつくるわけでもなく。
実に自然にわからない。
 

少年のような女の方なのか…
少女のような男の方なのか…
わからない…
あ~あ、はっきりさせたい。
 

いつ頃からこんなにわからなくなったのか。この10年かなあ。
別に「俺についてこい」的に男らしくしてほしいわけではない。
アメリカ映画などで沈没しかけた船内でキャアキャアとバタバタ泣きわめく…いわゆる、カヨワイ女らしさをちっとも望んでるわけでもない。
 

ただ、ハッキリさせたいのである。
 

 

ウズウズとした気持ちのまま電車は新大阪駅へ滑り込んだ。
そして私は彼か彼女かを残して車外へ…。
 

悶々としたまま乗った地下鉄。
私の前にはオジサンかオバサンかわからない人が座った。
 

あ~~~、ハッキリしてくれ~!

2016年3月12日 (土)

どうなってんの! by葛西佐紀

♪砂山の~ 砂を~ 指で掘ってたら~
    真っ赤に錆びた~ジャックナイフが出てきたよ~♪

ある朝、目覚めたとたん、この歌が口を突いてでた。

♪どこのどいつが~ 埋めたか~
    胸にじんとくる小島の秋だ~~♪


私は石原裕次郎のファンでは決してない。
ましてや、この歌詞を覚えようと思った記憶もさらさらない。

確かに昔、むか~し、遠いはるか子供の頃、テレビもない頃
ラジオからこの歌が流れていたのかもしれない。

だがだが、だがしかし
この歌丸っと歌えちゃうて、どういうことなのよ、
ましてや、何の予兆もなく、起き抜けに歌っちゃうって???
寝ているあいだに、私の脳ミソ、何してんだぁ~

半世紀あまりたった今、どうして石原裕ちゃんなのさ!
石原裕ちゃんの錆びたナイフがなんだっていうのさ!
小島の磯の秋が、胸にじんとくるのがどうしたっていうのさ!

忘れてもなんの差し支えもない石原裕ちゃんのこの歌を、
何故、何故に私は忘れないんだろう・・・
??????????・・・どうなってんだ、私の脳ミソ!!


脳科学者のどなたかが、こんなことを言っていた。

自分が捉えていると思っている形、音、色などの有象無象は
脳で選り分けられた膨大な情報の一部にすぎないと・・・

だとするなら
知らないうちに無意味とされたもの達が、新しい発見、新しい出会いとして
ある朝突然やってくるかもしれない。

気づかないうちに葬り去られたもの達が、ゾンビのように
ある朝突然目の前に立ち現れるかもしれない。

だとするなら
ああ~~どうかそのゾンビが、石原裕ちゃんの歌のように他愛のないもの、もしくは
笑い転げてしまうくらい底抜けにおもしろいもの、涙が出るほどうれしいもの、
はたまた、胸が痛いほど切ないものでありますように!!

ゆめゆめ、怖ろしい、恥ずかしい、情けないものでありませんように!!!

私の脳ミソ、よろしく頼んます!!と願うばかりの私である

2016年3月 9日 (水)

母のすなる日記というもの~by天光眞弓

私の母はここ十数年、日記をつけている。

初めは十年日記、そのあと、「いくらなんでも、この後十年はどうなるかわからないからね」と三年日記。

3年間、同じページに同じ月日の出来事を書くように仕切られている。

毎日ほんの四、五行。

「ほんの他愛ない事よ」と言っているが…

確かにここ十何年、父が他界したくらいで特に波風もなく、年相応の物忘れ、勘違いをしながらも”念願”だった一人暮らしを味わっている。

そんな暮らしの中、毎日綴る数行の中にどんな思いが漂っているのだろう。

実際には胸キュ~ン、シンミリ、ウットリの類が綴られているとは思えないし、本当に他愛ないことばかりなのかもしれない。

どんな人でも、なんでも一人でそっとやり続けていることって、その人の「花園」って気がする。

ちょっと秘密っぽくて、謎めいている…人はみんな胸の奥に花園を持っている…なんてね。

私、母が日記を書く姿を見る度に、マネしてみようと、ノートなんかを買ってみる。

見事に三日坊主…どころじゃない、三日もしないうちにすっかり忘れて・・・ってことも。

その度に

「日記なんて書いても、いつか振り返ることなんかあるのだろうか」

「あの時、喜んだこと、悔しがったことなんて、改めて読んで楽しいかな?」

将来の私が、なんだ、大しこと考えてなかったんだ~とか、昔は今より少しはしっかりしていたじゃない~とか思うのも情けないし。

あああ、いや、いや、これもそれもみ~んな言い訳!

やるぞと思ったのに、続けられない自分をフォローするための言い訳だ!

こんな言い訳が並ぶようじゃ、日記、続かないわけだ!

2016年3月 6日 (日)

おお、ディ―ン・フジオカ!        by 天衣 織女

   おお、これがディーン・フジオカかぁ!

ワイドショウの画面の中で、

とっても大写しになっている。

   なになに、

若い女性はもちろん、ご婦人方にも大人気。

あ~わかるわかる、その手の嗅覚の鋭いご婦人方だ。

かつてのヨン様にもあった、

決して〝おばさん〟をおばさんとバカにしないですよ的、

紳士的な態度。

そしてこの歯並び。

なるほど、なるほど。

   なになに、

香港に旅行中にスカウトされモデルに。

で、台湾のトレンディードラマの女性ディレクターの目に留まり、

台湾の俳優に。

で、それを見ていた日本のマスコミ関係者に呼ばれ、

日本の芸能界へ。

なるほど・・・。

    へ?4ヶ国語話せる?

ほ?スタントなしでアクションOK!

中国武術が得意・・・

は?歌も歌う、ピアノもひく、ドラムスもたたく・・・

そして、この歯並び・・・

ちなみに、インドネシアに妻子がいることが、

なんともご婦人方に冷静さを与える、

一服の鎮静剤になっている・・・ってか

だからインドネシア語もわりと話せる・・・ってかてか

なるへそ・・・

    なんだか急激に気持ちがブルーになってきた。

端の端の端~っこに、小指一本でブラーンとひっかかってるけど、

一応役者の端くれなのだ、私も・・・

てぇことは、このディ―ンとかいうメッポーいい男と私は、

ま、言ってしまえば、同じ世界にいるっぽい・・・

演劇の世界をひとくくりにするとすれば・・・

    なんだ、このブルーな感じは・・・

    なんだ、この歯並びは・・・

ピチッ、TVのスイッチを切ると、あたりが一瞬にして、

薄暗くなった。

~~~~~~~~~~~~~

    半世紀前、

ジェームス・ディーンという役者がいた。

父親に相容れられず、

娼婦宿の女主人の母に無下にされ、

彼自身、真っ赤なジャンパーにジーンズ姿で、

不良たちとチキンゲームに明け暮れる毎日。

石油王になったけど、けっして幸せにはなれない。

(テレビの再放送で見ました)

不器用で何をやってもうまくいかない。

俺ってクズそのものなんだぁ~チクショー・・・

って役をやってた役者さんだ。

    不器用という魅力。

そういう役をやれるのだから、

本当はかなり器用な役者さんだったかもしれないが、

そこんところの虚構と現実が重なったまま、

本当に突然車の事故で、

死んでしまった。

多分24歳だった。

    私は彼が大好きだった。

~~~~~~~~~~~

劇団の公演の最中、

楽屋でディーンの話になった。

ディ―ン・フジオカの方のことである。

「で、お芝居の方はどーなの?」

私の問に、

メイクを忙しく続ける鏡の中の後ろ姿の役者が、

答えてくれた。

「フツー。」

間延びしたフツーという音が、

楽屋の中でオナラのように漂った。

フツーって・・・、いま風に言う「まじ、フツーにいいっすよぉ」

の普通という意味?

それとも・・・

     なんだかハッキリしない解答だったが、

私は少し残念なような、それでいてホッとしたような、

妙な気持ちの自分を鏡の中に見つけた。

そして思った。

なんてアリンコのような器のちっちゃい役者なんだ、あたしゃ。

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