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2016年2月12日 (金)

冷蔵庫がウチにやってきた ~by葛西佐紀

先日突然、ほんとに突然にウチの冷蔵庫がその使命(大袈裟かな?)を終えた。

夜の静寂の中、時々ウィーン、ジジィーというその音は
私はここにおりますよと、うるさいくらいだった・・・のに・・・

突然、何の前触れもなくものを言わなくなった、で気がついたってわけだ。


近所の電気屋さんに来てもらったのだが、彼は冷蔵庫を見るなり
どのくらい使ってますか?と聞く。25年くらいでしょうかと私が言うと、
彼は唇の片端を少し吊り上げてフッとわらった。

私はその瞬間を見逃さなかったんだから!!その顔には明らかに
オイオイ、ホントかよぉ、お話にならないぜ~と書いてあったのを。
案の定、彼は修理は無理です、といってものの3分で帰っていった。


そして、2月11日建国記念日にウチに新品さんがやってきたってわけだ。

配送の人は玄関に立つなり、
無理っすね、この洗濯機どかさないと入らないっすよ、といって有無を言わさず
洗濯機に接続してある蛇口を閉めようとした・・・が動かない。そして
無理っすね、この蛇口固まって動かないから、まずこれを外してもらってからでないと
無理っす、とそのまま帰りそうな勢いなのである。

エッーー、入らないんですかぁー?というと、メジャーを出して、ものすごく雑な測り方で
ホラ、55センチしかないですと彼はのたまう。
私の目算からすると入るはずだから、メジャーを借りて測ってみると、
ホラ、65センチはある、新品さんは60センチなんだから入らないはずはないのだ。
彼は、ああだこうだと測り方の講釈をたれ、無理っすを連発したが、私は頑張った。

もうこうなったら、これは賭けかけだ!入らなかったらどうしようと考える前に、
ものが傷ついても責任はもてないとのたまう彼に、素人さんは困ったもんだの態度の彼に
いいから入れてみてくださいとキッパリ言い切った、のである。


今、台所に新品さんが初々しく鎮座ましましている。

そう、私は賭けに勝ったわけだが・・・そんなこんなの、てんやわんやで気がついたら
使命を果たした25年来の古株さんはいなくなっていた。
その呆気なさに・・・・・・・・・・・・
                       *
                       *
                       *
今回のことで私が思ったこと

 ちゃんとさよならしないと、心残りが募るばかりだということ。

 無理をしてできることは、無理なことではないということ。

 そして自分を使い切って、使い果たしてその時を迎えられたら、向こう側にいけたら
 それは本望というもの、だ、ということ。


あとどのくらいお芝居ができるかわからないけど、
そんな私が新品さんの鎮座まします台所で思いに耽る夜・・・である。

テレビでは「ためしてガッテン」の再放送をやっている、平和な、静かな夜・・・である。

                        
                        

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コメント

音もなく静かに…
一幕のお芝居みたいでした。いや、いや、業者さんとのやり取り本当に大変でしたね!

うちのは、シューシュー言い出して冷たいはずが熱くなっていて、もう蒸気機関車ばりに。コンセントにたどり着くまで勝手にミッション完了まであと少しゴッコしてました。怖かったです。

本当にいじらしい葛西さんの冷蔵庫ですね。
そして今って、あんまり親身に業者さんって対応…いや、しなさすぎですね、びっくりしました。一局対決、はたまた、ディベート対決か…いやここは柔道かな。勝者 葛西さん!一本背負いお見事です!

ウィ~ンと最後のお話をし、止まった冷蔵庫さん
本望ですね。
電化製品 特に、冷蔵庫 洗濯機は 壊れてお別れしてから
新品さんを探しにゆくと
・・・「お届けと設置に1週間かかりますね~」・・・・
と言われ、非常事態に突入します。
その上・・・無理っす 
我家で言われたら、「こっちが無理っす~!」と逆切れします。
正しい対応だったと思います!

ウチにも31年の古株さん、冷蔵庫くんがいます。

彼は去年の夏、爆発しそうな勢いでうなっておりました。

母が同居することになり、母と一緒にわが家に来た冷蔵庫くん。

結婚する前も実家でがんばって働いてくれていました。

少しでも彼が夏の暑さをしのげる様に冷蔵庫の中身は少なくして、何とか夏を越せました。
今は時々、ウィ−ン、グァ−ンと言って働いてくれています。

人も物も、自分を使いきって、使い果たして、その時を迎えられたら本望なんですね。
その時が来たら、冷蔵庫くんを撫で撫でして「お疲れさん、ありがとう」って言おうと思います。

佐紀さんちの古株さんも新品さんも、佐紀さんの気持ちがきっと伝わっていると思いますよ。

「入らなかったらどうしょうと考える前に、いいから入れてみてくださいとキッパリ言い切った。」私もがんばるぞ(^o^)/

古い製品は、修理しようにも部品が揃わない事が多いらしいです。
モデル製造終了後、6年くらいはメーカーで取ってあるらしいですが…。
長く一緒に生活していると、電化製品でも愛おしくなってきますよね。別れたくないですよね。


横柄な態度のその若者のおかげで、冷蔵庫さんとちゃんとお別れできなかったのは噴飯ものです!
メーカー、又は電器店に苦情のお電話を入れても良いくらいだと私は思いますが、
その役目を果たしてそっと身を引いた冷蔵庫さんと葛西先生は、そんな事はお望みにならないでしょうか。

ホヤホヤに冷たい新人冷蔵庫ちゃんは、きっと消費電力も低いはず。
美味しい食べ物で中を賑わせて、可愛がられて
そして、先生と一緒に新しい思い出を作っていけますように。

ほろほろほろほろと感じ入ってしまいました。

そうなんです。家電製品って5年以上使い続けていると、「天然記念物」級の反応をされます。
で、具合が悪くなったら新製品って、なってしまうのです。

使い続けているものには、魂が宿るんです。「付喪神」になるのです。
だから、私も修理に修理を重ね生活を共にしています。

昔の電化製品はもちますよねぇ…
我が家の洗濯機は20年近く動いています。でもきっとある日突然サヨナラが来るのでしょうね…coldsweats02


新しい電化製品って楽しいですよね。ウキウキします。
苦労して入ってきた冷蔵庫。きっと生活の一部となって息づいていくのでしょうね。

『簡単』な世の中になったと思う。
 
簡単に世界と繋がれる。
簡単に移動できる。
簡単に料理ができる。
簡単に情報が手に入る。
簡単に人をてにかける。
 
簡単になんでもできると、簡単にあきらめてしまう気がする。
いかんいかんと自らを戒めるのであった。

佐紀さん
よ、よかったですね…。

口の端、吊り上げ男!
無理っす!野郎!

許すまじ!!

ちょっと寂しいさよならした冷蔵庫さん。

25年分以上の働きを多分してくれた冷蔵庫さん。


若者に物を大事に大切に使うことを無言で教えてくれた冷蔵庫さん。


そして佐紀さん。

素敵です。

ずっと応援し続けますっ!

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