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2015年6月24日 (水)

「普通の人々」〜朗読する人々〜 by 高彩裕子

某局の日本語研修センターの朗読の講座に通い始めて3年目になる。

はじめはナレーションの技術習得にと思って通い始めたが、
今では自分では絶対手に取ることはなかった文学作品に触れ、読んでみるとなかなか面白い作品だと世界が広がったりする。
そしてそんな作品を朗読を通して、
読み込むという楽しさに惹かれて通っている。

通い始める前にはどんな人たちが通っているのかドキドキしたものだが、ひとクラス15人くらい平均で
これが基礎、実力、上級とクラスが分かれ東京都内2カ所で講座がある。さらに曜日別に同じクラスがあり、

上級のその上クラスになるとサロンと呼ばれ、お気に入りのアナウンサーの元、さらにじっくり学べることになっている‥
さらには日本全国に展開する巡回セミナーもあったりと
まあ数え切れないほどの朗読人口にクラクラするくらいである。

お勤め帰りのご婦人やサラリーマン、お仕事引退した人や声の仕事をしている若い人などなど
普通の人々がこれほどまでに
熱心に朗読講座に通うのはなんでなんでどうして?なのである。

クラスのなかには同じアナウンサー講師の元、10年以上通っているベテラン選手もいるわけである。
その人たちからすれば、3年目の私なんてぺえぺえ。

自分の番が回ってくるまで、クラスの皆の朗読と先生のダメ出しを聴いている訳だが、
どうも、そのベテラン選手ほど、読み方の癖から抜け出せない深みにはまっているように思えてしまう。

そのダメ出しは演出の芹川師匠からよく言われるようなこととホントによく似ている。
集中しないと、素直にならないと、なかなかいい読みにならないのは人の朗読を聴いているとよく分かるのだけど(笑

ついつい語尾に力が入ったり、助詞が強調されたりしてしまう‥これを「平板読み」というそうだが大抵の人がこの読みになってしまう。

自分のひとりでは意識することもとても難しい「助詞との闘い」が朗読のテーマなのだそうだ。

闘ってもがいてもがいて、そうして、やっと、物語がすっと胸に入ってくる朗読が出来るそうである。

だから、みんな、もがいてもがいて
いつま〜でも完成しないから
朗読人口は減ることはないのかもしれないのである。

気が遠くなりそうな果てしな〜い朗読は自分はいつまで続けられるか分からないが
もう暫くは、朗読を楽しむ普通の人々と頑張ってみようと思ったりしている。



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コメント

ドキュメンタリーが好きでよく見るのですが、先日、すごく気になったナレ−ションがありました。

普段はあまり意識しないで見ているのですが、その時は、すごく気になりました。

嫌な感じがしたのです。

なんか感情をおしつけられているような・・・

いいドキュメンタリーだったのに少し残念でした。

「助詞との闘い」ってのがオモシロイ。

確かに“朗読”は誰にもできること。
だから人口も多く、奥行きが深く、天辺は険しいのでしょう。

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